| 小説・沙理の人生を薔薇色に |
|
|
| 小説・沙理の人生を薔薇色に |
 |
| |
|
|
| |
|
|
|
| 204 |
 |
第7回RDセミナー |
|
 |
|
第7回目のセミナーを実施しました。
このセミナーは、毎月第2水曜日と第4水曜日、午後3時30分から、午後5時までの90分間実施されます。
今回は、優子さんと瑛子さん、実花さん、亮子さん、沙理さん、有里さん、那美さんの7名が参加してくれました。今回から新たに愛莉さんと真央さんの2名が参加してくれました。
「日本において、沖縄は、特殊な状況にあります。その沖縄は、日本の縮図だとも言われています。
有里さん!沖縄について、あなたが知っていることを説明してください。」
「有里と申します。
沖縄は、太平洋戦争のとき、盾にさせられたと聞いています。そして、戦争に負けて、アメリカが進駐して、勝手に振舞っている感じがします。
日本が戦争に負けて、80年が経ちます。でも、日本、特に沖縄は、あまり変わっていないような気がします。近隣諸国の人たちの、日本に対する印象も変わっていません。
その最大の理由は、日本が他国や地域に被害を与えたことを、日本政府が本音で謝っていないからと思います。
私は、朝鮮戦争特需やアメリカ依存の経済発展の恩恵を受けた日本の経済発展が、歪んだ日本を引きずっていると思います。
日本は戦後賠償として、東南アジアなどに、膨大な復興資金を提供してきました。それでも、日本に対する感情は、経済支援だけでは収まっていません。
本音で謝っていないからと思います。」
「沖縄が盾にされた話です。
沖縄戦では、日本軍が本土決戦を避けるために沖縄や沖縄県民を盾にしました。本土決戦になれば、大きな被害が予想されたからです。でも、実際には、本土の各地、東京を始め、全国の市街地には爆弾を投下し、広島、長崎には原子爆弾まで投下しました。
沖縄を盾にしながら、戦争を止められなかったのです。結局、大勢の沖縄県民を犠牲にして、成果も無かったわけです。ところが、沖縄を盾にしたことをいまだに正当化しようとしている政治家もいます。先日、沖縄での講演で、沖縄県民の犠牲を、日本政府や日本軍であることを認めていない政治家がいたようで、沖縄県知事や県民から非難を浴びていました。
今日でも、沖縄を盾にしたことに対する認識はあまり変わっていないように思います。単にお金をばら撒くのではなく、地場産業の育成などに資金を投ずるべきと思います。
本土の多くの人は、沖縄県民の心情をまったく理解していないのです。それで、沖縄県民と本土の人との壁を感じるのです。私は、沖縄戦における日本政府や日本軍の行為などを考えると、沖縄県民の心情を、本土の人間が、本土に居たまま理解するのは、ほとんど不可能だと思っています。
沖縄への経済支援は、必要だと思います。でも、ほんとうに必要なことは、本土の人が、頻繁に沖縄に行って、沖縄県民と対面して、沖縄の人たちとの心からの交流だと思います。」
≪中略≫
「最後に、身近な問題があります。沖縄に観光客が押し寄せています。特に暖かい時期は、旅行費用が2倍、3倍になるほどのようです。
観光客が増えて沖縄の県民が潤うのであれば結構なことです。しかし、観光客は、どうしても財布の紐が緩みます。それで、沖縄の物価が高騰して、沖縄県民が潤うのであればいいのですが、説明をしたように、利益は、東京や海外に吸い上げられていきます。沖縄に何が残るかと言えば、物価の高騰です。
多くのお店が、観光客を意識した価格に設定しますから、沖縄県民は、低賃金のまま高額な商品を買うことになります。観光客は、沖縄県民に迷惑を掛けているのでです。
このセミナーで、沖縄旅行を実施するようですが、ぜひ参加させていただいて、体感して沖縄を学びたいと思っています。
今回、沖縄についての説明でしたので、少し政治のことを話しました。でも、政治の話をするのは、本意ではありません。それは、私たちが投票権を持っており、『天に向かって唾を吐く!』ことと同じと考えているからです。
長くなってしまいましたが、以上です。」
「有里さん、ありがとうございました。
有里さんの説明について、ご意見や感想は、ございますか?」
「はい!沙理と言います。
私、有里さんの説明を聞いて、沖縄のことをもっと知りたくなりました。特に沖縄県民の心情を知りたいと思っています。知るためには、沖縄に行って、県民の皆さんと対面してお話をし、交流できたらと思っています。そして、自分で体感できたらと思います。
沖縄は、日本の縮図だと説明されました。これは、末端の人間は、少しばかりの努力では、末端から抜け出せないことの説明だと思います。ですから、私自身は、大衆の中に埋もれたまま安住、安心しないで、積極的に行動しようと思います。」
「沙理さん、ありがとうございました。
これで、第7回目のRDセミナーを終わります。」
<260727> |
|
|
|
|
|
 |
|
|
 |
|
|
|
|
 |
|
|
|
| |
 |
|
|
| |
|
|
 |
| |
 |