| 小説・沙理の人生を薔薇色に |
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第4回RDセミナー |
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第4回目のセミナーを実施しました。
このセミナーは、毎月、第2水曜日と第4水曜日、午後3時30分から午後5時までの90分間実施されます。
今回、出席したのは、優子さんと瑛子さん、実花さん、亮子さんの4名でした。新たに沙理さんが参加してくれました。
「第4回目のRDセミナーを実施します。
今日では、世界中でキャッシュレス化が進んでいます。その普及率は、少し前のデータですが、韓国が90%台、中国が70%台、カナダが60%台です。それに比して、日本は20%台、ドイツは10%台です。
このキャッシュレス化の比率が高いことは、その国独自の事情があり、必ずしも国家の先進性を示しているわけではありません。ですが、キャッシュレス化がそれなりに便利であることは間違いありません。現金を持ち歩かなくても良いからです。
このキャッシュレス化は、スマホの普及と関連して、スマホ決済と呼ぶ場合もあります。
そこで、このキャッシュレスのひとつ、従来から利用されている『クレジットカード』について、涼子さんに説明をしていただきます。
亮子さん、お願いします。」
「はい!亮子と申します。
『クレジットカード』について、ですね!
クレジットとは、日本語に訳すと、『信用』と聞いたことがあります。
買い物をして、後日決済をするのですが、そのためには、買い物をする人が『信用』できる人であることが求められます。そのメリットは、買い物をするその場に、現金がなくても取引ができることです。いわゆる信用取引です。この信用取引が可能になると、現金を持っていなくても、大きな買い物ができるようになります。もうひとつは、出先などでは、現金がなくても買い物ができることです。
現在では、ある一定期間に買い物などをして、クレジットカードで支払った金額について、金融機関などを通して、指定日に決済するのが一般的です。」
「クレジットカードは、買い物をする個人や法人などが所有します。そのクレジットカードは、その人の資産や収入などを勘案して、一定期間に利用できる金額の範囲を事前に決めておきます。その使用できる金額によって、ブラックカード、プラチナカード、ゴールドカード、一般カードなどと呼んでいます。
クレジットカードを使用できるお店は、事前に、カード会社が決めています。それでお店側にも、カード会社に対する信用力が必要になります。その決済に要する手数料は、お店側が支払うことになっています。
カードは、VISAやMASTERなどの国際ブランドがあり、アメックスやJCBなどの地域ブランドがあります。最近では、国際ブランドや地域ブランドと提携して、お店独自の提携カードが多くなっています。
これは、独自の提携カードを発行して、使用するごとに特典やポイントを付与して、お客様の囲い込みを強化する狙いがあります。」
「このクレジットカードは、カードの所有者の信用力に基づいて発行していますので、不正や決済不能になったときは、カードが使用できなくなるようです。そして、カード会社業界や金融機関のブラックリストに掲載されているようです。一旦、ブラックリストに掲載されると、その先、10年間ほどは、新たにカードが作れないと言われています。
そのようなこともあって、顧客の信用力を判断するために、このクレジットカードの提示を求めるホテルがあるようです。クレジットで支払うかどうかではなく、どのようなカードを持っているかを確認をしているようです。カードの種類によって、顧客対応が異なるホテルもあると聞いています。」
「補足ですが、キャッシュレスには、デビッドカードやスマホ決済、プリペイドカードなどがあります。デビッドカードは、銀行などの金融機関の預金残高があり、引き落とせる範囲で使用できるものです。スマホ決済、プリペイドカードなども、基本的には、現金が用意されているのが通常です。
その意味からして、クレジットカードは、信用で買い物ができるのですから、デビッドカードやスマホ決済、プリペイドカードなどをはるかに超える価値があります。それで、クレジットカードを作れない人が、デビッドカードやスマホ決済、プリペイドカードなどを利用していると聞いたことがあります。
そこで、私たちは、クレジットカードを所有している価値を再認識しておくべきと思います。クレジットカードは、自分自身の信用力の表明だからです。
そして、クレジットカードにに関して、絶対に不正や決済不能をなどの状況を作らないことです。
特に、事業をこれからやろうとする人は、クレジットカードを所有する意味や価値を再認識しておくべきと思います。
また、クレジットカードは、国際ブランドや地域ブランドの両方を作るのが便利です。例えば、最近、クレジットカードのタッチ支払いが始まりましたが、これは、VISAが先頭を走っています。また、提携カードは、それぞれに特典やルールがありますので、よく吟味して、検討して作るのが望ましいと思います。以上です。」
「亮子さん、ありがとうございました。
亮子さんの説明について、ご意見や感想は、ありますか?」
「はい!実花と言います。
今まで、キャッシュレスと言えば、スマホ決済と思っていました。そして、クレジットカードの信用性について、深く考えませんでした。それは、日常生活では、スマホ決済でほとんど大丈夫だったからです。でも、経営者を目指すような人は、クレジットカードを作ったほうが良さそうですね!私の知人で、クレジットカードを作れない人がいましたが、それは、カード会社業界や金融機関のブラックリストに掲載されているわけですね!
亮子さんの説明で、クレジットカードの価値を見直しました。」
「実花さん、ありがとうございました。
これで、第4回RDセミナーを終わります。」
<260725> |
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この「第4回RDセミナー」から、沙理さんが出席しています。いよいよ、沙理さんの登場です。
最初に参加したセミナーで、同じような世代の女性が、クレジットカードについて、詳細に説明するのを聞いて、知識量の多さに愕然とし、自身の勉強不足を認識したようです。また、「クレジットカードを作れない人が、デビッドカードやスマホ決済、プリペイドカードなどを利用している!」と言う説明を聞いて、クレジットカードを所有していることの価値が高いことを知ったようです。
沙理さん自身は、積極的に行動することの価値を再認識したようです。
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第5回RDセミナー |
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第5回目のRDセミナーを実施しました。
このセミナーは、毎月、第2水曜日と第4水曜日、午後3時30分から午後5時までの90分間実施されます。
今回、出席したのは、優子さんと瑛子さん、実花さん、亮子さん、沙理さんの5名でした。新たに有里さんが参加してくれました。
「私は、恵利です。
最初に皆様にお知らせがあります。
『RD安全健康セミナー』は、次回から『RDおじいちゃんと孫娘の会』に名称が変わります。それから、来週実施される第2回『RDおじいちゃんと孫娘の会』には、瑛子さん、実花さん、、亮子さん、沙理さん、そして優子さんの5名が参加します。
そして、この第2回『RDおじいちゃんと孫娘の会』から、優子さんが担当しますのでよろしくお願いします。
次に沖縄旅行です。第1回目の沖縄旅行を来年2月上旬に予定しています。
以上、お知らせでした。」
「セミナーを始める前に、一つだけ有里さんにお伺いさせていただきます。
有里さんは、本日からセミナーに参加してくれることになりましたが、このセミナーを、どこで知って、なぜ参加しようと思ったのですか?」
「私は、有里と言います。初めてセミナーに参加させていただきました。
このセミナーの存在は、女性の友だちから聞きました。その友だちは、『正社員だから、参加したくてもできない!』と言って、私に参加するように勧めてくれました。
友だちは、別の友だちから情報を得て、『女性の自立』と『働き方改革』というテーマに興味があったようです。
私は、結婚と仕事のどちらを選択するかに迷っていました。でも、結婚する相手はいないし、仕事についても、他人に自慢できるような技術や知識もありません。それで、女性の旬を逃してしまいそうで、悩んでいました。私は、パート勤めで、比較的勤務は自由で、必要なときには、前日の申し出で休むことができます。そのようなときに友人から情報を得て、参加させていただきました。」
「有里さん、ありがとうございます。
それでは、第5回目のRDセミナーを実施します。
最近、マナーの劣化が指摘され、社会問題化しています。マナーの劣化は、いろいろな原因や影響によるものと思われますが、その『マナーの劣化について』説明をいただきたいと思います。今回、説明をしていただくのは、沙理さんです。
沙理さん、よろしくお願いします。」
「はい!沙理と申します。
『マナーの劣化について』ですが、確かにその通りと思います。まず、車からのゴミやタバコの吸い殻の投げ捨てがあります。また、横断歩道が近くにあるのに、道路を横切る人たちが多いことに驚いています。スーパーの駐車場においては、車の逆走や縦横無尽に走る自転車の通行など、まるでルールが無いような感じです。他人に迷惑を及ぼすような行為が多く、事故が起きないのかと心配をするほどです。
また、年配者や先人を尊敬する精神の欠如もマナーの劣化の原因になっていると思います。
私が以前読んだ本に、『人間はひとりでは生きていけない!』と書いてありました。隣人と協調し、他人に迷惑を掛けない環境を作ることで、私たちは、安全で、心地良く生きていけるのだと思います。そして、それが社会人だと思います。
マナーの劣化は、最近では、年代を問わず起こっています。極端な言い方をすると、日本が法治国家とは思えないような状況です。特に、都会でのマナーの劣化は、相当進んでいるように感じられます。」
「マナーは、両親や学校の先生、年配者から学びます。ところが、最近では、両親や学校の先生に、教えることの信念が無いような気がします。親や先生自身が生きる目標が明確に定まっていないから、教えられないのだと思います。
『子は、親の背中を見て育つ!』と聞いたことがあります。学校の先生同様、両親も子供に背中を見せられる状況ではないのです。背中が汚れているからです。これは、家庭内では両親ですが、社会では、国会議員や組織の上位にいる人の背中が、一般にさらせないように汚れているからです。多くの国会議員は、議場で居眠りをし、議場から出れば、保身と権力、権益の維持が仕事になっているからです。今では、地方自治体の首長や議員でも同様の状況です。
『自分さえ良ければ!』と言う考えが主流になってしまう社会は、マナーの劣化を早めてしまうような気がしています。」
「次に考えられる原因は、国民の経済格差が大きいからと思います。これは、日本だけではなく、世界中の現象です。コツコツ積み重ねる生き方では追い付けず、一攫千金で富裕層にになろうとする社会です。一攫千金でお金持ちになろうとすれば、押しのけて行動しますので、頻繁に事故が起きます。また、他人のことなど構っていられません。その手っ取り早い方法が、泥棒や詐欺などの犯罪です。
他人を押しのけてお金持ちになろうとする人は、隣人と協調し、他人に迷惑を掛けないルールや環境の存在が煩わしくて、都会に集まります。都会では、隣人が誰かわかりません。それで、配慮するとか、気遣いをする精神が低下し、さらにマナーの劣化が進むことになります。」
≪中略≫
「さて、マナーの劣化とグローバル化の関係です。
グローバル化とは、より効果的な活動をするために、自己に優位な場所に移動する現象です。そして、ときには、戦って、自分たちの領域を拡げることです。
グローバル化を進めるのは、多くが狩猟民族、或いは狩猟民族的な考え方をする組織です。そこで、狩猟民族と農耕民族は、戦うことになります。
世界で勝ち残るための戦いでは、勝ち負けの意識が強い狩猟民族が優勢になります。グローバル化社会では、勝つことを優先するために、自己中心的な考えが勝ってしまうのです。農耕民族は、その土地を離れられません。そして、自然が相手で、比較的、温和な性格ですから、防戦一方になってしまいます。
狩猟民族が、農耕民族の中に入ると、当然のように、狩猟民族が優位な位置を占めます。そして、『勝った者が、正しい!』という常識を作ってしまうのです。今、世界経済で優位を占めているのは、狩猟民族です。狩猟民族の自己中心的な考えが優先される社会が、マナーの劣化を招いているのです。
付け加えると、ほとんどのインバウンド観光客は、欧米や大陸から来た人たちです。彼らは、生来、狩猟民族の意識が強く、農耕民族の意識が強い日本で、我が物顔で旅行をしています。もともと考え方が違うのですから、マナーの改善を指摘しても意味がありませんし、効果がありません。
インバウンド観光客が、『日本人は、優しい!』と言いますが、安易に、日本人が喜んでいるのは、狩猟民族の考え方や行動を理解していないからで、滑稽な感じがします。」
「私は、日本におけるマナーの劣化は、『子は、親の背中を見て育つ!』レベルの教育では、すでに止めることはできないと思っています。デジタル化がグローバル化を後押しし、SNSやAIが進化すれば、さらに自己中心的な考えが優先される社会になるような気がしています。
また、日本の場合、インバウンド経済優先主義が、マナーの劣化をさらに早めているように思っています。
このような流れを嫌い、山間部や離島に、家族揃って移住する人もいるようです。そのよう家族は、スローで豊かな生活を目指しているのだと思います。」
「最後に、『マナー警察』の件があります。
他人のマナーの不備を直接、或いは間接的に指摘する行為です。私自身は、この『マナー警察』の行為は好きではありません。
他人のマナーの不備を指摘して、事件になってしまうことがあります。そうなると、お互いに嫌な思いをします。相手のマナーの不備に遭遇したときは、自分自身の戒めとして、注意して行動すればいいと思います。
自分でも何を言っているのかわからなくなっていますので、これで終わります。以上です。」
「沙理さん、ありがとうございました。
沙理さんの説明に、ご意見や質問は、ありますでしょうか?」
「はい!優子です。
短時間にこれほど整理されて説明できる沙理さんの脳ミソを見させていただきたいほどです。
マナーの劣化は、自己中心的な考えと相まって、止めることができないということだと思います。現実社会で、大人が見本を示すことができないことは、悲しいことです。
『人間は、ひとりでは生きていけない!』と言う言葉もありましたが、私は、お互いに助け合って、社会人として生きたいと思っています。」
「優子さん、ありがとうございます。
それから、来週、第2回『RDおじいちゃんと孫娘の会』が実施されますが、せっかくですから、参加される方は、積極的に体験、体感していただければと思います。
これで、第5回RD セミナーを終わります。」
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