小説・沙理の人生を薔薇色に
小説・沙理の人生を薔薇色に
 
第1節・沙理の役員任用確認と登用
第2節・第2回沖縄特別研修
第3節・沖縄特別研修のその後
第4節・沙理の誕生会・石垣島
 
第1節・沙理の役員任用確認と登用
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第8回RDセミナー
第8回のRDセミナーを実施しました。
このセミナーは、毎月、第2水曜日と第4水曜日、午後3時30分から午後5時までの90分間実施されます。
今回、出席したのは、優子さんと瑛子さん、実花さん、亮子さん、沙理さん、有里さん、那美さん愛莉さんと真央さんの9名が参加してくれました。今回から、新たに美帆さんが参加してくれました。

「今回は、8回目のRDセミナーになります。
皆さんは、国内旅行をしていますか?
日本に来る外国人は増えているようですね!
政府や観光業界は、年々インバウンドの観光客が増えているからと喜んでいます。外国から観光に来てくれる人が多くなると、日本国内で消費してくれます。昨今では、中国人の爆買いが一段落して、体験に消費をするようになっています。
一方、各地では、オーバーツーリズムによる被害も多発しています。このオーバーツーリズムについて、対応策などを説明していただければと思います。
那美さんに説明をお願いします。」

「はい!那美と言います。
外国からの観光客が増えていることは、ニュースで知っています。観光業界や観光地の飲食店などは、確かに売り上げが伸びたと喜んでいます。行政は、税金が増えることを喜んでいます。
ただ、一方で、外国人観光客による観光公害が多発しています。文化の違いもあると思いますが、外国人観光客は、迷惑を及ぼしても、改善しようとはしません。旅行が終われば自国に帰ってしまうからです。個人の敷地に足を踏み入れたり、そこにごみを捨てたりで、やりたい放題です。外国人観光客のために日本が存在しているような雰囲気さえ感じます。」

「改善しない理由のひとつは、行政や業界の人たちの外国人観光客に対する対応です。さらに観光客を増やそうとしているのか、外国人観光客のルール違反の行動には、寛容です。寛容どころか、外国人観光客に便利なように、各地に外国語表記までもして、税金を使っています。
最近、外国人観光客は、都会での買い物に飽き、有名な観光地にも行かず、実に日本的な田舎にも足を踏み入れています。
田舎の住民は、外国人観光客への接し方がわかっていませんので、対応に苦慮しているようです。田舎に行って、インスタ映えするとか言って、平然と畑の中でスマホやカメラを構えています。北海道のある場所では、そのような外国人観光客による被害を防止するために、樹木を伐採してしまいました。そして、畑道での違法駐車に駐車料金を徴収する計画も浮かび上がっています。」

≪中略≫

「那美さん、ありがとうございました。
那美さんの説明について、ご意見、感想はありますか?」

「はい!沙理です。
話にも出ましたが、私は、観光公害の張本人は、安易な施策を講じている政府や政治家だと思っています。そして、その政治家を選んでいる国民です。国民の自立や判断力の低下に、関係があるような気がしています。
私たちが、良いこと、良くないことを明確にして行動する癖をつけていれば、観光公害は減ると思います。説明にもあったように、自己中心的な考えではなく、特に若者には、他人を気遣う生き方が重要だと思います。
そして、私は、罰則を強化することより、日本人自身が見本を見せることが重要だと考えています。
ゴミが積まれていれば、人間は、そこにゴミを捨てます。綺麗であれば、ごみを捨てられません。見ただけで、ゴミを捨てることは、良くないことだとわかるからです。
外国人による観光公害の原因は、私は、日本人のマナーの劣化が原因だと考えています。
もうひとつ、いいでしょうか!」

「どうぞ!」

「最近、若い女性の下半身が軽くなっていると言われています。外国人に憧れが強い日本人は、外国人に声を掛けられると、気軽に、パンツを脱いでしまうようです。
特に外国人に対しては、性に関して鈍感のような気がします。観光客の良し悪しや安全を判断する前に、セックスに及んでしまっていると言われています。
人間の評価は、外面だけではわかりません。相手の本質を理解するためには、相応の時間の経過が必要と思います。それなのに、出会って間もなくセックスをしてしまうのですから、日本の女性のレベルの低さには、驚いています。これでは、『女性の自立』は、遠い存在だと思います。
女性が軽く扱われていることは、海外からの観光客ではなく、日本の若い女性に原因があるように思います。
いずれにしても、インバウンドによる観光公害の原因は、毅然とした態度で生活をしていない日本人にあるように思っています。以上です。」

「沙理さん、ありがとうございました。
これで、第8回RDセミナーを終わります。」
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