小説・沙理の人生を薔薇色に
小説・沙理の人生を薔薇色に
 
第1節・沙理の役員登用準備と登用
第2節・第2回沖縄特別研修
第3節・沖縄特別研修のその後
第4節・沙理の誕生会・石垣島
 
第2節・第2回沖縄特別研修
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第2回特別研修(爽やかな風の中で!)
『沖縄特別研修』が『爽やかな風の中で!』に、名称が変わりました。
1月中旬、鈴木さんと沙理さんと私の3人が、羽田空港にいました。

「沙理さん、これからの予定を言います。
この『爽やかな風の中で!』は、沙理さんのためだけに設定したと、勘違いしないでください。実は、私たち3人のためのイベントなのです。沖縄の『爽やかな風の中で!』どのように過ごし、楽しむかです。
今後の予定です。
この『爽やかな風の中で!』は、4泊5日です。
3日までは、観光地や戦跡などに行って、人間ウォッチングです。どのような人が居て、どのように楽しんでいるかを確認します。移動はタクシーです。
2日目は、古宇利大橋方面に行きます。今帰仁城址にも寄りたいと思います。途中で昼食を取り、夕食は、居酒屋さんです。3日目は、少し南のほうに行きます。アメリカンビレッジなどを予定しています。もう少し足を延ばして、国際通りや旧海軍司令部壕にも行く予定です。3日目も、途中で昼食を取り、夕食は、居酒屋さんです。
ただ、途中で、どのようなアクシデントが発生するかわかりません。そのときは、臨機応変に対応することになります。
4日目は、沙理さんの自由行動日です。今のところ、具体的に何をするかは、決めていません。
5日目は、岐路になります。
以上です。質問は、ありますか?」

「水着を3着、買っていただきましたが、客室でお父さんに見ていただくのですよね!」

「それは、4日目の沙理さんの自由行動の日に、どのようにするか考えてください。」

「それと、客室は、3人が同室と聞いています。お父さんをお世話することもあるのでしょうか!

「それも、4日目の沙理さんの自由行動の日に、考えてください。」

「お話を聞いていると、私の行動を観察されるようですが、私は、楽しめますよね!」

「沙理さんも、十分楽しめるはずです。今まで、沙理さんは、お嬢様でした。でも、今日からは、お嬢様として拘束することはありません。沙理さんが思うように行動していただければと思います。ただ、せっかくの沖縄旅行ですから、皆さんが、不満や愚痴を言わないように楽しい旅行にしたいと思います。」

「そうですよね!お嬢様のときは、それなりに苦痛でした。私、お嬢様ではないからです。言いたいことを言って、やりたいことをやってきましたから・・・。
それで、恵利さん!私が脱線しそうになったら、注意してください。」

「大丈夫!沙理さんは、お嬢様から解放されるはずです。でも、解放される直前に、真っ白な下着姿を私に見せてください。」

「鈴木さんでなくてもいいのですか!」

「沙理さんが、真っ白な下着姿を見せたら、鈴木さんは、心臓麻痺を起こしてしまいます。それでは困りますから、私だけに、こっそり見せてください。」

「恵利さん!何を言っているのかわかりません。何で、鈴木さんに見せてあげないのですか!」

「鈴木さんには、下着を脱いでから見せてあげてください。」

「恵利さん、お上手ですね!私を困らせること!でも、楽しみな沖縄旅行ですね!」
<260727>
 
那覇空港からホテルへ
飛行機は、那覇空港に着陸しました。
荷物を受け取って、タクシー乗り場に向かいます。
1月の中旬ですが、本土では考えられないほどの暖かさで、上着を1枚脱ぎました。
運転手さんが、私たちの荷物をトランクに積んでくれました。

「西海岸のABCホテルに行ってください。」

「僕は、運転手の上原と申します。ABCホテルへは、1時間15分ほどかかると思ってください。ただ、混雑具合によっては、もう少し時間が必要かもしれません。」

「慌てなくてもいいですから、安全運転でお願いします。」

「承知しました。お客様は、沖縄には、何回か来ていますね!旅慣れている感じがします。」

「沖縄には、何度でも来たいと思っていますが、経済的に余裕がありませんので・・・!」

「旦那さんは、余裕がありそうですが・・・!」

「こちらの方は、近所に住んでいる方です。今回、有り金をはたいて、冥途の土産としての沖縄旅行をしたいと言うので、私たちが同行しました。ひとりでは、倒れたとき、お世話係として不安でしたので、二人になりました。ですから、お恥ずかしい話、余裕が無い沖縄旅行なのです。
ほんとうは、タクシー代も値引きして欲しいほどです。」

「・・・」

「お父さん!飛行機代もホテル代も支払っているから、安心してね!
私たち二人、小食ですから、食事代もあまりかかりません。
でも、沖縄って、車社会で、電車がないから不便よね!」

「恵利さん!マックのハンバーグとコーヒーなら、私、おごります。」

「ダメよ!食事や買い物は、地元の人が経営しているお店でないと・・・!
みんな、利益を沖縄の外に吸い上げられてしまうから!」

「そうでした!」

「沙理さん!観光客面をして、平気で高い買い物をしないようにね!本土の観光客が、沖縄の物価を吊り上げているという悪評もあるのですから!
私たちは、沖縄や沖縄の人たちに迷惑を掛けないように旅行をするべきです。」

「運転手さん、予算不足の旅行で、ごめんなさい!
少ない年金を貯めて、ようやく沖縄に来たのですから、勘弁してください。
僕は、あまり体力を使わないから、軽い食事で大丈夫です。でも、二人は、食べ盛ですから、遠慮しないで食べてください。予算不足になったら、帰ってからお返しします。預金はありませんから、また、節約生活です。ただ、こんな経済状況でも、沖縄旅行を満喫したいですね!何しろ、冥途の土産ですから!」

「私、勘違いしていました。沖縄旅行と言うから、余裕があるのかと思っていました。私も、節約に全面協力させていただきます。
お父さんには、冥途の土産ということで、楽しい思い出にして欲しいですね!」

「・・・」

「私、お金を掛けないで、お父さんに楽しんでもらえることを考えました。
私の裸を、お父さんに見せてあげることです。私が裸になるのに、お金は掛かりません。
ですから、お父さんには、裸を見ていただくのがいいと思います。お父さんの楽しい思い出になると思います。
お父さん!女性の裸は、好きですよね!」

「まあ!」

「私が裸になるのは、もちろんタダです。脚を開くのも、あそこを開くのも、お金は掛かりません。場合によっては、触ることもできます。減るものではありませんし・・・。」

「沙理さん!うまいことを考えましたね!確かに、沙理さんが自分で裸になるのでしたら、お金は掛かりません。
いっそのこと、4泊5日、すべて裸で過ごすことも可能です。」

「お父さん、私の裸は、見たいですよね!男性ですものね!」

「ほんとうに、いいの!お金は、払えませんよ!」

「大丈夫です!ね、恵利さん!
お父さんに裸を褒めてもらえれば、それだけで十分です。お金なんて要りません。
触られても、指を突っ込まれても、お金を請求することはありません。私のほうからお願いしたいほどです。
お父さん、安心してください。」

「旦那さん、この二人の女性、信用できる人ですか!
最後に、お金を巻き上げられるとか、証文を書かされるとか、しませんか!
大胆な話ばかりで、ほんとうに大丈夫な人たちですか!
旦那さん、必要であれば、無線で通報できますが!」

「大丈夫です。
家に帰ってもお金はありませんし、文字もまともに書けません。
この二人とは、近所付き合いをしていて、やさしい人たちです。」

「あのね!被害に遭う人は、皆さん、自分のことを大丈夫と言います。
それが危険です。近くの交番に寄って、話を聞いてもらいましょうか!」

そのような話をしていて、ホテルに到着しました。
運転手さんは、心配そうな顔をして、離れて行きました。

「恵利さんとお父さん、さすがに演技が上手ですね!」

「ごめんなさい!沙理さんがどのように対応してくれるか、観察させていただきました。
沙理さんは、対応するのが上手ですね!でも、簡単に裸にならないでください。」

「演技ですよね!」

「そうだけど、沙理さんが上手だから、ほんとうに裸になるのかと思っていました。
ところで、沙理さんは、指を突っ込まれるのは好きなの?」

「女性は、皆さん好きだと思います。
見栄を張って、上品ぶって、好きだとは言わない人がいるかもしれません。」

「沙理さん、いい感じ、よ!これからが楽しみね!
お父さんも、そのように思いますよね!」

「・・・」
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